2018年 01月 13日
Stadium Guidance 055 - Red Bull Arena -
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Leipzig Hbf (ライプチヒ中央駅)です。空港もあり、以前は空路でこの地を訪問したこともありますが、今回はミュンヘンから電車を選びました。直通電車で3時間半、直通電車は少ないのでDBのサイトで予め乗車する電車時間を確認しておく必要があります。特に帰りの電車は要注意ですね。







e0043025_22123531.jpgスタジアムまでは徒歩でも20分ほど。先ほどの写真、中央駅の前からトラムが走っていて、3,4,7,15号線のいずれかに乗って行くことができます。スタジアムに行くトラムの番号にはスタジアムマークで記されていますし、試合当日はレプリカ着たサポがいっぱいいるので、彼らが乗り込んだトラムに乗ります。







e0043025_22140039.jpgスタジアムはSportforumという駅が最寄りらしいですが、既にパブは大勢のサポでごった返しており、大勢のサポが途中下車するので私も降りてしまいました。降りたのはFeuerbachstrasseという駅。このパブを通り抜け、公園らしきものに向かって進んでいきます。






e0043025_22190853.jpg公園からはスタジアムに向かう人にただ付いていきます。スタジアムへの案内板もあります。他とは違って、気勢を上げる(試合前の方がうるさい)ファンは少なく、一方でスーパーのエコバックを抱え、ビールの空き瓶を回収する人をかなり多く見かけました。






e0043025_22203492.jpgやがてスタジアムは目の前に広がります。ここは2004年に9千万ユーロ(約120億円)を投資して旧東ドイツ時代に建てられた最大のスタジアム「Zentralstadion(セントラルスタジアム)」を改築して完成、2006年のワールドカップの決勝トーナメントにも利用されました。





e0043025_22215197.jpgスタジアムの両サイドには当時の面影を残すように、たくさんのモニュメントが残存しています。今のクラブは2010年に飲料メーカー、レッドブルがSSV Markranstädtという小さなクラブを買収して生まれ変わりましたが、スタジアムそのものは買収以前に建てられたのでした。






e0043025_22230069.jpg中央には当時の建築物をそのまま利用したVIP用のエントランスがあります。重厚な作りが当時の強力な国家を想像させます。この写真の左脇にチケットショップがあります。





e0043025_22240207.jpg正面口から見て左手、時計回りに進みます。グッズ販売は特にショップはなく、露店とカウンター販売のみ。少しがっかりして歩いていると、シンボリックな鐘楼がお目見えしました。Werner Seelenbinder Turm(ヴエルナー・シーレンビナー・タワー)です。




e0043025_22282045.jpgヴエルナー・シーレンビナーはナチス・ドイツに抵抗したレスリング選手、その才能から1936年のベルリン五輪出場を国は認めましたが、ナチスの敬礼も拒否するなど最後まで国に抗い(結果は4位)、その後強制収容所に送り込まれ40歳で処刑されました。彼の勇気ある行動に敬意を示して、死後60年を記念し、2004年にこの鐘楼に彼の名前が付けられたそうです。






e0043025_22250076.jpg他には興味ある雰囲気はなく、スタジアムもよく見えないので、中に入ります。チケットはRBライプチヒの公式サイトから購入、ドイツ在住の友人にお願いして購入してもらいました。試合まで時間があるようでしたら、日本住所にも送付してくれるようです。







e0043025_22261583.jpg中に入ります。今回はセクターB、メインスタンド席のゲートです。それぞのスタンドで入口が異なりますバーコードを読み取りゲートが空くシステムはドイツではごく一般的。入念なボディチェックを通って入ります。






e0043025_22310487.jpgゲートをくぐると目の前に立ちはだかる高い土手。急な階段をまずはひたすら駆け登ります。結構しんどい。お年寄りのファンにはかなり酷なアクセスです。





e0043025_22332314.jpg登りきったところで、ようやくスタジアムの外壁がお目見えします。この外観が周囲からは全くみえないにもかかわらず、手抜きもせず、近年のドイツのスタジアムらしいデザインを作り上げています(笑)。あ、今回からすべての写真はクリックすると拡大されます。





e0043025_22344878.jpgしかし、ここからスタンドへは、今度は急な階段を下りて向かうことになります。なんじゃこの不便極まりない構造は。調べると、ここは12万人を収容した以前の巨大スタジアムにすっぽりと新スタジアムが収まっていました。つまり、経路はいったん旧スタジアムの頂上まで上り、そしてスタンドを下りてピッチに作られた新スタジアムにたどり着く、という格好なのでした。その構造、上から見た風景はこのサイトで把握できます。タイトルの通り、珍百景。それならばまあ、この起伏もしかたないかな。





e0043025_22360959.jpgコンコースにはドイツ版ホットドックをはじめ定番のスタジアムフードと飲み物のお店が充実しています。でもあまりにも無機質で、興味をそそるものはあまりありませんでしたね。試合開始前とハーフタイムは大勢の購入者で大混雑し、さらに購買意欲が削がれます。外で買うのが一番かな。







e0043025_22371997.jpgスタジアムの中に入りました。バックスタンドです。陸上トラックのない味の素スタジアムという印象ですね。スタンドの勾配があるので、ピッチはかなり近く感じます。画面右側の青い干渉帯で挟まれたエリアがアウェイサポーター席になります。危険なアウェイサポは一番選手から遠い位置に置く、欧州の基本です(笑)。





e0043025_22384413.jpgゴール裏、セクターBになります。ウルトラはここに集結しています。クラブ創設からわずかにもかかわらず、この人気です。ここは「金満クラブ」として他からは嫌われものとされていますが、地元民にとっては待ち焦がれた環境なのでしょうね。





e0043025_22395821.jpg反対側、セクターDです。こちらのサポーターは比較的大人しいですね。ゴール裏だけ2階席がなく、コアサポによるチャントも薄くなってしまいます。でもおかげで屋根がありますから。雨がしのげて、声が反響するのは本当に羨ましい。埼スタにもほしいですね。







e0043025_22405450.jpg最後は座ったメインスタンド、セクターAです。それにしても、ものすごい観客の数ですね。まだ歴史の浅いクラブにもかかわらず、収容人数をさらに10万人規模へ拡張する計画があるそうです。歴史ある建造物と起伏あるスタンドの痕跡。それは新興クラブが強大化し、やがてスタジアムが拡大され、それらを融合する日が来るのを予言していたかのようです。東ドイツ地域に存在する、旧国家が誇ったホームグラウンドは、スポンサー力と地元の絶大なるサポートの勢いとともに、大きな変貌を遂げようとしています。







e0043025_22415276.jpgRed Bull Arena
Am Sportforum 3, 04105 Leipzig
42,959人収容
Leipzig中央駅からTram3,7,15号線に乗り、Sportforum(またはその周辺)駅下車、徒歩10分。
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# by m-mizoo | 2018-01-13 22:56 | Stadium Guidance