2007年 09月 30日
ベルリン・テゲル(Berlin Tegel)空港です。国際空港ですがとても小さく、飛行機を降りたら即、入国審査と手荷物受取があり、外に出られます。 市内まではバスか、タクシーを利用することになります。スタジアムまでは比較的近く、ここからだと20ユーロあれば行きます(2007年現在)。 市内からだと地下鉄、U2番に乗り、Olympia-Stadion駅で下車します。チケットはABゾーンの1回券、または1日券を自動販売機で購入し、そばにある改札マシーンに切符を通して、はい終わりです(2007年現在2.10ユーロでした)。地下鉄地図を参考にしてください。スタジアム駅は西(右)の方向にあります。 進行方向最前の階段を上り、警察が見守るこの高架下を越え、森の中を右に大きく迂回するように進んでいきます。 するとあっという間にオリンピックマークとともにスタジアムが目の前に現れます。今から70年以上も前、1936年のベルリン五輪の開場にもなったここ。当時はナチスが単独与党だったこともあり、この塔の片方には鉤十字が記されていたそうです。 早速中に入ります。さいスタはこの中央口で荷物チェックをまず行い、チケットは各ゲートでもぎられますが、ここで全てを行います。機械にバーコードを読み取らせて青になると回転ノブが周り、入ることができます。荷物チェックを済ませ、自分のブロックに向かいました。 入場口を入った真正面にはグッズショップがあります。目立たない入り口ですが、たまたま入るゲートだったので見落とさずに済みました。入り口とは対照的に非常に広い店内。グッズも本当に充実しています。ちなみにテゲル空港でもグッズは豊富に取り扱っています。 歴史の重みがひしひしと伝わってくる石造りのコンコース。試合が既に始まっており、誰もいませんが、壁に面して売店がたくさんあります。ハーフタイムには大変な混雑となります。 中に入りました。トラックがありピッチまではとても遠く、選手もゴマ粒程度にしか見えませんが入ったとたんこの荘厳な雰囲気に圧倒されます。トラックが青というのも目にやさしく、いいですね。 2006年のワールドカップ開催に備え、大工事を行い、これだけ近代的なピッチに生まれ変わったそうです。この写真は拡大されます。 席に着く前にビールを買ってみました。イングランドと違い、ここはビールを飲みながらの観戦が許されます。ベルリンに来た記念にもなりそうですが、ここもデポジット製。返却すれば1ユーロ返ってきます。当然ながら返却しました(笑)。 座った席はOstkurve。ドイツ語で西クルバという意味ですね。ホームのゴール裏となり、熱狂的なサポが1階を陣取ります。ハーフタイムを利用し、正反対の席に東クルバに移動し撮ってみました。この写真はクリックすると拡大されます。 バックスタンドとなるGegentribune(Nord)。モニターはホームの裏とここにあります。各通行口には警備員が立っていて、席に戻る際はいつでもチケットを提示しなくてはなりません。この写真もクリックすると拡大されます。 そしてメインスタンド、Haupttribune(Sud)です。メインとゴール裏のコーナー部分にビジター席が設けられています。メインスタンドにもアウェイユニを来た人が数多くいて、ゴールにも大きな歓声を上げていました。日本、いえ浦和の一般的な環境、といえますね。 さて後半座ったゴール裏の構造ですが、ランナーがスタジアムに戻ってくるためのマラソンゲートがあり、スタンドはゴール真裏で寸断されているという設計です。そしてその中央にはこのように聖火台があります。聖火台の写真は試合のない日のスタジアム見学で撮影したものです。 その横にはオリンピックの成績が刻まれています。当時活躍された日本人メダリストの名前もたくさん見つけることができました。 これまでのオリンピック、そしてワールドカップの決勝の地にも選ばれ、ドイツカップ決勝会場でもあります。そう、ここにはいつも最高の舞台が用意されてきました。 ここに劣らないフットボール専用スタジアムが国内に数多く完成してもなお、この地がフットボールの聖地であり続ける理由、それは近代的なピッチとは対照的な歴史的外観、そして歴史的背景によるところが大きいのでしょう。コロシアムを彷彿とさせるこの円形競技場は「ここぞ戦いの場」という風格を感じさせるものでした。 Olympiastadion Olympischer Platz 3, 14053 Berlin 74,200人収容 地下鉄U2番、Olympiastadion駅下車、徒歩10分 Stadium Guidanceメインページへ
by m-mizoo
| 2007-09-30 07:10
| Stadium Guidance
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アバウト
Profile
1967年生まれ。94年国立で行われた浦和対読売戦を機に浦和のサポーターとなる。
2000年のJ2全国行脚から本格的に関東以外のアウェイにも参戦。この頃からCurvaに移動して応援するようになりました。 2004年9月から3年間ロンドンに赴任。2007年10月に帰国しました。 カテゴリ
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浦和仲間George Worst氏のサイト。浦和以外にヲタ状態に陥り、更新もまったくなくなりました(笑)。 Urawa Stadium Hijackers そのGeorge師匠のもう1つのサイト。私のStadium Guidanceもそうですが、アウェイ記を紹介するサイトに少なからぬ影響を与えたのは間違いないはず。でもこちらも現在は凍結中です。 Urawa Reds Notebook 浦和仲間、Shigeさんのサイト。タイトルの写真を使用させてもらいました。先日ブログの方に移行。私も到底かなわない熱いサポートで、全国、そしてアジアを駆け回ります。 Urawa Reds Supporters Media Site 以前の国立参戦時によくここを楽しみにしていました。2003年ナビ決勝は必見。最近はアウェイ映像も拝見でき、うれしい限りです。ロンドンにいる私にとっては浦和スタイルを把握する上で欠かすことのできないサイトです。 スコットランドから浦和を思う 2007年6月まで英国に在住した浦和仲間、gersさんのFootballブログです。真似できない観戦数とそのクラブの丁寧な紹介、Footballを取り巻く環境の徹底的解説は読み応え十分です。 最新のトラックバック
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