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2007年 09月 24日
Middlesbrough v Sunderland @ Riverside Stadium
Middlesbrough v Sunderland @ Riverside Stadium_e0043025_6473516.jpgもうロンドンでの生活も残すところあと1ヶ月。家族に無理をいって最後のフットボール観戦のための遠征に出かけました。どの試合を選ぼうか、かなり悩みましたが最終的に選んだのはここ、Middlesbroughでした。ここを訪問するのは距離的にかなりつらいのですが、対戦相手がSunderlandというのが決めて。NewcastleとSunderlandの憎悪いっぱいともいえるTyne-Wear derbyは非常に有名ですが、同じくイングランド北部を本拠地にするBoroことMiddlesbroughもこの2チームに割って入るほどのライバル関係にあります。ということでロンドンから往復7時間電車に揺られ、Tees-Wear Derbyを観戦してきました。
Middlesbrough v Sunderland @ Riverside Stadium_e0043025_6485441.jpgこの日のロンドン、キングスクロス駅は日曜日にスコットランドで開催されるワールドカップラグビー、スコッツ対オール・ブラックス戦の影響で、利用するエジンバラ行きの電車は超満席。1本乗り損ね、会場に到着した時は既にキックオフ後でした。外からは屋根の影響なのか、全くその熱気が判りませんでしたが、スタンドは「これぞダービーマッチ」といえる熱気でした。Sunderlandの先制に気をよくしたサポがBoroサポめがけて野次るチャントを繰り返します。
 あまり触れていませんが、プレミア通ならばご存じの通り、この国のチャントは選手へ、だけでなく、もろに相手サポに向けたチャンとも非常に多く、「そりゃ喧嘩も起きるわい」と納得させられます。Sunderlandから
Stand up, if you hate Boro(ミドルズブラが嫌いならさあ、立とう!)
と浦和のAle Forza Urawa Reds、Pet Shop BoysのGo Westに乗って、皆立ち上がります。どのクラブでもよく見られますが、やはり嫌いなクラブ相手が多いですね。
Boroの方はけが人が続出で可愛そうでした。FWのSanliが前半早々に退き、代わって入ったのが、李東国。しかし彼は酷かった。確かに惜しいシュートは1本あったが、空中戦はお話にならないし、ポストプレイもままならず。おまけに足先だけの淡白なプレイが多すぎでした。彼の気持ちが変わらない限りはプレミアでの活躍は難しいかもしれませんね。そんな彼のため息も出るプレイに周囲は俺の方を見て怒っていました。けど俺日本人。俺怒られてもなあ。
Middlesbrough v Sunderland @ Riverside Stadium_e0043025_6505158.jpg試合はBoroが同点そしてDowningの素晴らしいミドルが決まり逆転すると、今度はBoroサポが
Shall we sing, Shall we sing, Shall we sing a song for you? ((がっかりしてチャントも歌えないだろうから)俺たちがお前らの代わりに歌ってやろうか?)とSunderlandサポを指さして吼えます。
Middlesbrough v Sunderland @ Riverside Stadium_e0043025_6593588.jpg 乱闘などもあり、緊迫した場面もありましたが、試合終了間際にMillerの同点弾が炸裂、目の前の劇的ゴールに収まりの効かないSunderlandサポが大量にピッチになだれ込み、多くの逮捕者がでる始末でした。
 LiverpoolのMerseyside derbyやアーセナル、スパーズのNorth London derbyに比べればダービーマッチの気合度は低いかもしれませんが、この地でこれだけの凄まじい戦いに立ち会え、来た甲斐がありました。監督も俺と同世代のSouthgateにRoy Keane。年をとったが、彼らに会えたのもいい思い出となりました。
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by m-mizoo | 2007-09-24 07:00 | Football in Europe


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