2007年 08月 30日
ロンドン市内からDistrict線に乗り、Dagenham East駅まで来ます。ここまでの道のりは本当に長い。所要時間は約1時間です。駅を出たら目の前の通りRainham Roadを左に、あとは小さな商店街を越えて10分ほど歩きます。 小さな通り、Victoria Roadの表示が見えたらそれを左に。するとすぐにスタジアムらしい風景が飛び込んできます。 メインスタンド、Carling Standの外観です。といっても全然スタジアムらしい外観ではありませんね。入場ゲートは手前がホームゴール裏用、中央がメインスタンド用と分かれています。この入場ゲートから当日券を買いながら入る、という仕組み。チケット売り場を兼ねています。 でも入場前に散策です。スタンドには小さな施設が設置されており、こんな小さなクラブでもなんとグッズショップがあります。中も日本でいう4畳半程度ですが、スカーフや今年の新ユニフォーム、フラッグなどそれなりの商品が陳列されている他、チケットのコレクションも兼ねています。 さらにその横には何やら怪しい入り口が。恐る恐る中に入ると過去の小さな栄光なのでしょうか。小さなトロフィーが飾られた棚があり、その奥はパブになっていました。 この裏手にいったところがアウェイ用ゴール裏入場ゲートです。この先は大回りしないとスタジアムまで戻って来れないようなので、断念。バックスタンドのゲートはもう一つ向こう側の道路にあるようです。 中に入ります。入ると目の前にはすぐにピッチがあり、ピッチサイドを通って向かいます。写真を撮っていると「写真は禁止されています!」という怖いスチュワードの声。小さいスタジアムに行くほど撮影に厳しいですね、単に人が少ないから係員の目につきやすいのかもしれません。隣のお兄ちゃんは気にせず撮影しまくりでしたけど。この写真は拡大します。 心配していた売店もしっかり中にあり、温かいホットドッグも食べられます。この売店はゴール裏、そしてメインスタンドのお客さん用。両スタンドのお客さんが混ざらないようにこの柵によって往来を防いでいます。 でもトイレはゴール裏一箇所。メインスタンドのファンは係のおばちゃんに帰ってくる際にチケットを見せればOK。ゴール裏にあるのはトイレだけではなく、グッズショップまであります。グラウンドに面したグッズショップなんてここ以外にあるのでしょうか。中は過去のマッチディや写真なども扱っている、アンティークショップのよう。面白いですが狭く、長居はできません。 ゴール裏、Bury Road Endです。椅子のない立見席で、寄りかかるための柵があるのみ。まさにテラス席という名にふさわしいスタンドです。時計がないスタジアムは上部クラブにだって結構あるのですが、比較的近代的なものが広告に紛れて設置されています。試合中はゲームクロックになります。クリックすると拡大されます。 こちらはバックスタンド、North Standです。ここも屋根はありますが、同じく立ち見席です。熱心なファンはここに集うようです。冒頭の写真にもありますが、テレビクルーはこのスタンドの屋根の上に上っての撮影。こ、怖い。本当にご苦労様です。 アウェイゴール裏、Pondfield Road Endです。ここも立ち見席です。この日はプレミアリーグのFulhamを交えての一戦ということもあり、大勢のFulhamサポーターがここに閉じ込められました。 私のいた、メインスタンド、Carling Standです。トイレにいくついでにゴール裏から撮影しました。ここだけがシート席。手前は一般席で、向こう側(写真右側)がファミリー席。大人2枚、子供2枚というグループチケットを購入して入るそうです。この写真もクリックすると拡大されます。 多くの合併を経て15年、初めてリーグに昇格。ここは4つのクラブが合併して誕生したクラブだそうです。メインスタンド以外全てに残るテラス席、それでいてしっかりと備え付けられた小さなパブ、グッズショップ、そして眩いばかりの青々とした芝生。ノン・リーグで多くの歳月を戦ってきたクラブならではのスタジアムですが、そこにあるのは紆余曲折を経てここまできたという、彼らのプライドを感じさせるものばかりでした。 Victoria Road Victoria Road, Dagenham, Essex, RM10 7XL 6,077人収容 Record Attendance 7,100人(1967年) District線、Dagenham East駅から徒歩10分 Stadium Guidanceメインページへ
by m-mizoo
| 2007-08-30 07:35
| Stadium Guidance
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アバウト
Profile
1967年生まれ。94年国立で行われた浦和対読売戦を機に浦和のサポーターとなる。
2000年のJ2全国行脚から本格的に関東以外のアウェイにも参戦。この頃からCurvaに移動して応援するようになりました。 2004年9月から3年間ロンドンに赴任。2007年10月に帰国しました。 カテゴリ
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Guide for Stadium Hijackers
浦和仲間George Worst氏のサイト。浦和以外にヲタ状態に陥り、更新もまったくなくなりました(笑)。 Urawa Stadium Hijackers そのGeorge師匠のもう1つのサイト。私のStadium Guidanceもそうですが、アウェイ記を紹介するサイトに少なからぬ影響を与えたのは間違いないはず。でもこちらも現在は凍結中です。 Urawa Reds Notebook 浦和仲間、Shigeさんのサイト。タイトルの写真を使用させてもらいました。先日ブログの方に移行。私も到底かなわない熱いサポートで、全国、そしてアジアを駆け回ります。 Urawa Reds Supporters Media Site 以前の国立参戦時によくここを楽しみにしていました。2003年ナビ決勝は必見。最近はアウェイ映像も拝見でき、うれしい限りです。ロンドンにいる私にとっては浦和スタイルを把握する上で欠かすことのできないサイトです。 スコットランドから浦和を思う 2007年6月まで英国に在住した浦和仲間、gersさんのFootballブログです。真似できない観戦数とそのクラブの丁寧な紹介、Footballを取り巻く環境の徹底的解説は読み応え十分です。 最新のトラックバック
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