2014年 01月 04日
半年ぶりのLondon Euston駅です。ここからManchester Piccadilly行きのヴァージン鉄道に乗って向かいます。毎回書いていますが、平日のラッシュアワーを避けた、Saver Returnという往復切符を買うのがお得。平日は朝9時半以降、土日はいつでもこの切符が有効になります。チケットは68ポンド(2013年現在)、正規料金は200ポンドもします。 Stoke-on-Trentにはロンドンから約1時間半で到着します。ここは陶器で有名な地、駅前のウェッジウッド卿のモニュメントが迎えます。 スタジアムまでは約3kmあり、徒歩で30分かかる上、スタジアムへの進路を鉄道と高速道路と運河が阻み、複雑な経路になります。よって街中から出発するシャトルバスを利用しました。街中へは駅を出て右、この看板を越えていきます。 歩くとすぐ右手に鉄道の高架下をくぐる道があります。これを超え、高速と運河を越える橋を渡ってどんどん歩きます。変形T字路にある2つの信号を渡り、左に進んでいき、Glebe hotelというステンドグラスが素敵なパブを通り過ぎると、やがて公園が右手に見えたらそこがシャトルバスの発着所です。 ごく普通の巡回バスと思しき発着所で係員や赤いスカーフ(マフラー)した親父がいなければ、とても「これがシャトルバス」とは思えませんでした。乗車時に3ポンドを払います。 するとバスの運転手が「往復で利用できるから、これをなくさないでね」とレシートをくれました。 10分ほどでスタジアム・バックスタンド側に到着です。帰りのバスも同じ場所からの出発となります。ここから時計回りにスタジアムを回りました。 こちらがビジター用のゴール裏、South Stand(Marstsons Pedigree Stand)です。鉄格子に囲まれ、スタジアムに近づけません。 やがてビジター専用入口が見えてきます。ガイドによると「ここではスタジアム周辺はもちろん、街中でもアウェイサポはユニフォームを着て歩かないほうがいい」と警告しており、アウェイサポは入る前から隔離されます。 メインスタンドまでくるとようやく開放的は雰囲気になり、スタジアムまでアクセスできます。この写真はクリックすると拡大されます。 メインスタンド右手前のコーナーにオフィシャルショップがあります。とてもプレミアリーグとは思えない、小さな規模。まあここ数年前まではプレミアリーグとは縁もなかったクラブですから納得です。 ホームサポーターのゴール裏、Boothen Endです。1997年に完成したこのスタジアム、当時の典型的なデザインと構造といえます。 これが今回私の座るバックスタンド、Novus Standです。スタンドもネーミングライツのため、いつまでこの名前が残っているのかわかりません。 中に入ります。ここもチケットが会員カードがそのままチケットになっています。ダフ屋防止ですね。 中は当然ながら狭い。試合開始直前やハーフタイム時は大混雑で、ものを買うのもトイレにいくのも一苦労です。 中に入りました。赤を貴重にした素敵なスタンドです。本当にイングランドのスタンドはどこも試合開始直前にならないと座りに来ないですね。やっぱりこの窮屈さはいやなのでしょう。 メインスタンド、the Q-ralling Standです。心配した空席も先週入場時には満員。この写真はクリックすると拡大されます。 サポーターのゴール裏、Boothen EndとバックスタンドNovus Stand、ゴール裏から発せられるチャントはバックとメインも巻き込んで半端ではない声量と雰囲気を作ります。この写真もクリックすると拡大されます。 ビジター席のあるMarstsons Pedigree Standです。普段はアウェイサポの方が声量がまとまりやすく、スタジアムにチャントが響くのですが、ここはホーム全体の声がそれを打ち消します。この写真もクリックすると拡大されます。 私の座っていたバックスタンド、ハーフタイム時に撮影しました。比較的簡単にチケットが取れたことから今回選んだこのスタジアムでしたが、訪問して本当によかった。記念碑も文化もないごく平凡なスタジアム、しかしここから発せられるファンの熱いチャントはスタジアム全体を取り囲む、「これぞアンセム」といえるものでした。昨今のプレミアのビッククラブでにはなくなってしまった、イングランドフットボールの雰囲気を堪能できる数少ないスタジアムの一つです。 Britania Stadium Stanley Matthews Way, Stoke-on-Trent ST4 4EG 28,218人収容 Record Attendance 28,218人 BR Stoke-on-Trent駅からシャトルバスで10分。 Stadium Guidanceメインページへ
by m-mizoo
| 2014-01-04 19:04
| Stadium Guidance
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アバウト
Profile
1967年生まれ。94年国立で行われた浦和対読売戦を機に浦和のサポーターとなる。
2000年のJ2全国行脚から本格的に関東以外のアウェイにも参戦。この頃からCurvaに移動して応援するようになりました。 2004年9月から3年間ロンドンに赴任。2007年10月に帰国しました。 カテゴリ
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Guide for Stadium Hijackers
浦和仲間George Worst氏のサイト。浦和以外にヲタ状態に陥り、更新もまったくなくなりました(笑)。 Urawa Stadium Hijackers そのGeorge師匠のもう1つのサイト。私のStadium Guidanceもそうですが、アウェイ記を紹介するサイトに少なからぬ影響を与えたのは間違いないはず。でもこちらも現在は凍結中です。 Urawa Reds Notebook 浦和仲間、Shigeさんのサイト。タイトルの写真を使用させてもらいました。先日ブログの方に移行。私も到底かなわない熱いサポートで、全国、そしてアジアを駆け回ります。 Urawa Reds Supporters Media Site 以前の国立参戦時によくここを楽しみにしていました。2003年ナビ決勝は必見。最近はアウェイ映像も拝見でき、うれしい限りです。ロンドンにいる私にとっては浦和スタイルを把握する上で欠かすことのできないサイトです。 スコットランドから浦和を思う 2007年6月まで英国に在住した浦和仲間、gersさんのFootballブログです。真似できない観戦数とそのクラブの丁寧な紹介、Footballを取り巻く環境の徹底的解説は読み応え十分です。 最新のトラックバック
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