2005年 12月 12日
Selhurst駅に到着しました。駅に着いたら正面の通り、Selhurst Roadをずっと進んでいきます。 500mほど行くとPark Roadにぶつかりますので、それを左折、しばらく進むと新設されたこのゴール裏が目の前に飛び込んできます。これがホーム側、Holmsdale Road Stand。 Park Roadに面したここがArthur Wait Stand。バックスタンドです。この半分がアウェイシートです。日本ではあまり考えられませんが、こちらではバックスタンドにビジターサポが閉じ込められるのはよくありますね。ここでチケットを購入。そう、アウェイ席に閉じ込められます。この試合もミーハーな試合、Crystal Palace v WBA。もしかするとイナがでるかもしれない、という試合でした。2004/05シーズン、イナがCardifにレンタルされる前の試合です。日本人というだけで相手からは変な威嚇を受けることがあると思い、小心者の私は念のためアウエイに入りました。パレスに思い入れもないし。 その前にもう少し散策。ぐるっと周回してメインスタンドに来ました。ここは古ながらの建物が残っています。外観は殆どプレハブ小屋なんですけど。 横には大型スーパーであるSainsburyがあります。ですが手前で飲み物とスナック菓子程度を売るだけで店内へは立ち入り禁止。せっかくの売り上げのチャンスも安全には勝てないようです。商魂たくましい日本人がみたらだれもがもったいないと思うことでしょう。 メインスタンドコーナーに小さなグッズショップがあります。以前はこのスタジアムはウィンブルドンFCが共有しており、その時はこのグッズショップに2チームが同居していたのですから驚きです。そのWimbledon FCはMilton Keynesに移動。せっかく空いたスペースでもグッズの種類は少なく、人は大混雑。 さて早速中に入ってみました。売店は小さなホットドック屋しかなく、大混雑、トイレも仮設(多分常設なんでしょうが)。さすがはアウェイ席、洗礼を受けます。出島よりはましかもしれませんが。椅子はここも木造が残っています。ここに立って跳ねたら間違いなく壊れます。 バックスタンドから見たメインスタンドです。どこもメインスタンドを改築するには余りにも伝統がありすぎ、躊躇するのは判りますね。おかげでここもメインは狭く、座席数も少ないです。 一方のゴール裏、Holmsdale Road Standはご覧の通り、新しく広々としています。但し、ここ、アウェイ席と接近するコーナー近辺にはバッファーゾーンを設け、喧嘩が起きないようにしていますね、警察も多いし。この試合はパレスの圧勝、3-0。ビジターのアルビオンは沈黙し、ゴール裏の煽りにぐっと耐え続けました。そりゃ喧嘩にもなるわい。 そんでもってこっちが反対側ゴール裏スタンド、Whitehorse Lane Stand。ここにVIP用のバルコニー席があります。これだけの規模のスタジアムでモニターがあるのも珍しいですね。 ああ、ここは古いわりにファシリティーは充実しているんだな、なんて思ったらとんでもない。プレミア古スタジアム名物、実況&カメラ席。櫓組んだ仮設、いえこれ常設です。最近のプレミアスタジアムでも少なくなったでしょうね。ここまでのものは。アナウンサーとスタッフはこの柱の梯子をよじ登って実況席まで向います。命綱なんてあるわけない。こ、怖い。 もう維持でもいたら載せます。チアガールのハーフタイムショー。ここは寒さのためジャージを着てのパフォーマンス。気合ゼロ、盛り上がりゼロ。 地方ではまだ残るこのような伝統的雰囲気をロンドンで体感できるのはごく限られたスタジアムだけでないでしょうか。特にここの実況席は必見です。垢抜けなくともこれが本来イギリスフットボールのスタジアムが持っていた雰囲気のはず。それを体感できる、素晴らしい空間です。 Selhurst Park Selhurst Park, London, SE25 6PU UK 26.400人収容 Record attendance 51,482人(1979年5月11日) London Victoria駅からBRに乗り、Selhurst駅下車。約20分。Selhurst Rdを500mほど進み、Park Roadを左折し、徒歩5分。 Stadium Guidanceメインページへ
by m-mizoo
| 2005-12-12 08:16
| Stadium Guidance
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アバウト
Profile
1967年生まれ。94年国立で行われた浦和対読売戦を機に浦和のサポーターとなる。
2000年のJ2全国行脚から本格的に関東以外のアウェイにも参戦。この頃からCurvaに移動して応援するようになりました。 2004年9月から3年間ロンドンに赴任。2007年10月に帰国しました。 カテゴリ
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Guide for Stadium Hijackers
浦和仲間George Worst氏のサイト。浦和以外にヲタ状態に陥り、更新もまったくなくなりました(笑)。 Urawa Stadium Hijackers そのGeorge師匠のもう1つのサイト。私のStadium Guidanceもそうですが、アウェイ記を紹介するサイトに少なからぬ影響を与えたのは間違いないはず。でもこちらも現在は凍結中です。 Urawa Reds Notebook 浦和仲間、Shigeさんのサイト。タイトルの写真を使用させてもらいました。先日ブログの方に移行。私も到底かなわない熱いサポートで、全国、そしてアジアを駆け回ります。 Urawa Reds Supporters Media Site 以前の国立参戦時によくここを楽しみにしていました。2003年ナビ決勝は必見。最近はアウェイ映像も拝見でき、うれしい限りです。ロンドンにいる私にとっては浦和スタイルを把握する上で欠かすことのできないサイトです。 スコットランドから浦和を思う 2007年6月まで英国に在住した浦和仲間、gersさんのFootballブログです。真似できない観戦数とそのクラブの丁寧な紹介、Footballを取り巻く環境の徹底的解説は読み応え十分です。 最新のトラックバック
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