カテゴリ:今週の逸品( 104 )

2015年 06月 19日
West Ham United Hotel
久しぶりに今週の逸品を。ロンドン出張も2年ぶり。6月はハイシーズンとあってどのホテルも満室。さらに円高も加わって中心地のホテルはどこも高い。そんな中、サイトから見つけたのがここ
「West Ham United Hotel」でした。
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観光地周辺からはちょっと遠いため、宿泊費は1泊75ポンド(15000円)と物価の高いロンドンではリーズナブルなため、即決しました。もちろん、理由は価格だけではありません。16年シーズンをもって取り壊される、この伝統あるスタジアムをもう一度訪問するためでした。





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ホテルはメインスタンド中央から入ります。普段は選手やVIPが通る場所。ここをぬけていくだけでも価値があります。「16年シーズン終了後、スタジアムもここも直ぐにクローズします」とチェックインの際にスタッフが教えてくれました。悲しいです。





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カウンター。この写真の横にはラウンジ「Match Day Players Lounge」があります。試合の日は選手が利用したのでしょうか。宿泊客は夜、ここで一杯やることが出来ます(私は街中のパブで飲んだくれてしまい、結局ここでは飲めませんでした(涙)。






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早速部屋に向かいます。私が宿泊した4階。重厚な扉を何枚も開けて向かいます。普段は一般者が勝手に入れない場所(のはず)なので、どこを開けていいのやら。四苦八苦して部屋を見つけました。






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ようやく部屋に到着。中は少し古いながらも整頓されたベッドとゆとりのある空間。この環境だったら市内だったら1泊150ポンド(約3万円)はしますが、ここはその半額でした。しかも、その窓から見える空間は私にとってはオーシャンビューよりも、マウンテンビューよりも素晴らしいもの・・・。






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なんと部屋はスタンドに隣接し、そこからピッチが見えるではないですか!こちら側はBobby Mooreスタンドです。こうやって、試合のある日は部屋から試合を見るんですね。それにしてもこの国のフットボールの楽しみ方は半端ないですね。このようなホテルが浦和、いえ日本のスタジアムにできる日が来るんですかね。







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反対側がSir Tre’vor Brooking Stand、Trevor Brookingは1966年から18年間在籍し、528試合出場、88ゴールという輝かしい記録を残しました。イングランド代表としても長くプレイしましたが、ワールドカップでの出場機会はほとんどなかったそうです。2004年にナイト(サー)の称号を、そして2009年からスタンドに彼の名前が施されました。






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手前にあるシートはこの部屋とは関係なく、あくまでも試合はこの部屋から見るそうです。立ち見ですね。スタンドからお酒を飲みながらの観戦は厳禁。たとえハーフタイムでもダメだそうで、お酒を飲みたい場合はカーテンを閉めろ、と書いています。







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翌朝です。朝食は3階にある66シャンペンバーで。カウンターには66年イングランド優勝時のボビームーアの雄姿が飾られていました。








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階段の各渡り廊下には過去のウエスとハムや代表と対戦した歴史ある対戦チームのユニフォームとプログラムが。ちょっとしたミュージアムです。








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その他にも見所満載。プチ探検です。2階にはレストラン「Legend」。残念ながら工事中で立ち入り禁止。普段はここが朝食会場なのかもしれません。







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さらにその奥にはハマーズの英雄の一人Paolo Di Can10ラウンジ。かれの在籍期間は1999年からのわずか4年間でしたが、ハマーズファンからの絶大なる人気を誇りました。私も大好きだった。Dicanioのioを10に見立てています。







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ラウンジは各階にあるようで、3階には66クラブ。66とはご想像の通り、イングランドが優勝したワールドカップイヤーを指しています。







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私の宿泊した4階にもBilly Bonds Suiteがありました。Billy Bonds、1967年から21年間ウエストハムでプレー。Bobby Mooreが去った後、キャプテンとしてハマーズに数々の栄光をもたらしました。1988年にMBE、2013年にはハマーズから初となるLifetime achievement award(日本でいう、文化功労賞)を受賞したそうです。






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さて、チェックアウトしますか。部屋にはFarwell Boleyn (さようならブーリン)のプログラム。思い出のスタジアムを利用したパーティや宿泊の案内が置かれていました。取り壊される前に最後までここで楽しもうというはからいですね。私もこのような形で再訪できて本当によかった。思い出にこのプログラムを持って帰りますかね。






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この歴史ある、スタンドもあっさりと新スタジアム移動後に住宅地として取り壊されてしまいます。老朽化とビジネスには勝てないのでしょうが、本当に残念でなりません。今回の宿泊で日本では体験できない、夢のような経験をさせてくれました。ありがとうUpton Park。ここでの圧倒的なサポーターの迫力と魅力ある空間を決して忘れません。






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The West Ham United Hotel
Boleyn Ground, Green St, London E13 9AZ
地下鉄Upton Park駅から徒歩5分



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by m-mizoo | 2015-06-19 23:14 | 今週の逸品
2007年 09月 03日
今週の逸品 特別編
e0043025_613367.jpg「特別編」っていうのも大げさなんですけどね。連休の最終日となった月曜日にロンドンの郊外、城で有名なウィンザーにあるLegoland(音がでますので注意!)に行って来たときにみつけたものです。レゴランド、地元デンマークをはじめ世界各地にあるそうですね。イギリスではこのような子供のための立派な遊園地は非常に少ないので、大変な入場者数でした。
アトラクションもいっぱいあるのですが、ここはやっぱりレゴランドですからレゴ・ブロックによるアートを見ないと。。。ミニチュアタウンがレゴで作られているMinilandという広場がすごかったです。
ロンドンのビッグベン、バッキンガム宮殿やピカデリー・サーカス。ガーキンビルをはじめとした高層ビル。そこに止まるDLRという本当に凝りに凝った内容にため息もでます。
e0043025_6192372.jpgそこまで凝るのですから、これをイングランドで作らないわけがありません。ウェンブリー・スタジアムです。新スタジアムはまだ作製していないのがうれしく、旧スタジアムなのでした。
e0043025_6221132.jpgBGMとして流れるThe Great Escape。そして外観のツインタワーはもちろん、中も非常に凝った作り。お客さんもレゴの人形なのはもちろん、ゴール裏のスコアボード(両脇がLegoの看板ってのはご愛嬌)や、スタンドの赤いシートに白と青で「Wembley」文字をちゃんと手抜きなく施しているところなんてもうマニアックすぎます。それだけ完璧なウェンブリーの構造を再現しているという証拠でしょうね。こういった作品は「レゴマニアだった人がレゴランドに引き抜かれ、作成された」という噂を聞いたことがありますが、それも納得できますね。
e0043025_6272531.jpg さてスタジアムの内容はFAカップ決勝を意識したもの。青のチーム(チェルシー?)が優勝し、カップを前にカメラマンの撮影に応じています。本当はこんな位置で撮影もないのでしょうが、それはご愛嬌ということで。。負けたのが赤のチーム。他の家族が「今年のカップファイナル、チェルシーとマンUだよ」と子供に説明していましたが、まさか毎年変えている???

しかし、驚くのはこれだけではありません。
おや?この選手の後方に何やら怪しい人形があるじゃないの。撮った写真を帰宅後に振り返ってとてもレゴの色ではない、全部肌色のお人形が走っているのを発見しました。

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これってストリーキング・パフォーマンスじゃないの。それを追いかける警察。こ、ここまでやるの?しかもここは子供の国、レゴランドなんですけどいいの?

以前は頻繁にこの手のオヤジがよくいたのか、フットボールCDのジャケットにもなったりしました。最近は減ったのでしょうか。でも私も1回だけ見た経験があります。
しかし、こんなところまでレゴで再現するというのは作製したスタッフがマニアックすぎるのか、それともこれぞイングランドの象徴なのか。まあ、ここまでやってくれればイングランドのフットボールオヤジも満足ってものです。多くの両親がここに立ち尽くしていました。旧スタジアムのできばえの素晴らしさと反比例し、あまりにも馬鹿馬鹿しい内容でしたのでお伝えしたくって、ここに紹介しました。
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by m-mizoo | 2007-09-03 06:42 | 今週の逸品
2007年 08月 13日
今週の逸品 100 - 最終回 -
e0043025_556299.jpg浦和贔屓の記事が多いとして何回かお届けしていた、最古のフットボール情報誌、。World Soccer。そこに日本ではまずお目にかかることは少ない、こんな広告を見つけました。
Barmyflags.com
これしか書かれていないのですが、わかる人にはよくわかるはず。そうです。フラッグの作製を扱っている、日本の染太郎のようなところですね。

e0043025_5565662.jpg欧州でもイタリアなど横断幕を掲げるクラブサポは多いのでしょうが、プレミアは本当に少ない、その一方で代表の試合では様々なクラブロゴや文字がかかれたセントジョージフラッグ(イングランド国旗)が所狭しと取り付けられているのはよく見かけますね。

ふーん、ここで皆作っているのかな。早速このサイトを見てみることにしました。
いろんな職種に手をかけているのかと思いきや、なんとこのフラッグ作製のみ。需要は少なそうなんですが、この商売やっていけるのでしょうかね。

e0043025_5581848.jpgサイトは優れもので、必見です。イギリスでは珍しい位に。

この画面上で自分好みのフラッグがデザインでき、そのまま注文できるのです。
これであれば煩わしい英語でのやりとりもそんなに要らないし、足を運ばなくても、手を汚さなくても簡単に好みのものが手に入りますね。
Made in Englandのフラッグというのもいい記念になること間違いなし。ということでロンドン滞在記念に作製依頼することにしてみました。



(1)まずは旗のサイズです。3フィート(91.4cm)×6フィート(182.9cm)から、12.5フィート(3.81m)×25フィート(7.62m)というデカ旗サイズまで選べます。さいスタでは既に貼り付けるスペースもないだろうから、やっぱりゲーフラが適当。
一番小さいサイズを注文。この両端に棒を通せるように縫えば、手で持てる調度よい幅になる「はず」です。

(2)次に背景の選択。たくさんのカラーから選べる他、イングランド、スコットランドの国旗、3色ボーダーやストライプも可能、これを自分の好きな色に着色できます。

(3)最後は文字です。あまりバリエーションがないのですが、大中小から文字、下記のアルファベットからすきな字を選択します。1個文字を選ぶと大きさによって1~2.5ポンドずつ加算されていきます。

そして完成した私のデザインはこんな感じになりました。

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「From URAWA to Top of ASIA」
私が5年前に作製したゲーフラに記載したのは「From Komaba to Asia」。あの時は優勝してアジアに行くのが本当に夢でした。それが実現、今はもっと志を高くということで。。。
今でも我が家は駒場と思っていますが、現在のホームも大切にしたいし、ということでひっくるめた「URAWA」を採用です。
あとはクレジットカードで申し込みをすれば出来上がり。到着を待つだけです。

 さて、ここまでは順調でしたが、いくら待ってもモノは到着しないし、何の返事も着やしません。
「まさか詐欺商売ってことはないだろうけど」
そんな疑心も出たある日、帰宅すると1本の電話が鳴りました。チャーリーさんという、この会社の方からです。待望の電話です!

(チャーリー)「Barmy Flagのチャーリーです。先日旗の注文したよね?」

(俺)「はい!もうできましたか?」

(チ)「いやあ、実はうちのシステムの問題があって。その前にあなたのメッセージが何なのかよくわからなかったので確認のため、電話したんだよ」

(俺)「・・え?」

(チ)「インターネットのシステムがよくなくてね。送ってくれたデザインがこちらでよく見えないんだ」

(俺)「・・・・・。」

(チ)「悪いけど、これ何なの? URAWAって書いてあるの?」

(俺)「そ、そうです。意味わからないか。」

(チ)「わかんないんだな。んでもって。ん?Top of Asiaでいいの? アジアのトップって何? 何でアジアのトップなの?」

結局電話という、一番苦しいコミュニケーションを取らなくてはならなくなりました。最後は「このデザインを画像で持っているのでメールで送るよ」ということでチャーリーさんも納得してくれ、その長い討論は終わりました。

そして翌日メールを見た彼から「OK!ようやく判った。じゃあ取り掛かるよ」という返信が届きました。1ヶ月も待ってやっと電話が来て、ようやく今から取り掛かるそうです。そんなに人気なんですかね。
さて、メールで送ったはいいけど、本当に無事要求どおりのモノが来るのでしょうか。

URAWAってチャーリーさん、意味判らないだろうな。
UWARAとか、URWAAになっていないだろか。
いきなり超デカ旗が来て、追加料金とられないだろうか。
From top of Asia to Urawaとか、分け判らない意味の旗だったらどうしよう。

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こちらの懸念は結構あたるので、その不安がますます募ったある日、それが届きました。恐る恐る開封し、出てきたのがこれです。頼んでいない文字があることに気がつきました。


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FROM URAWA TO "THE" TOP OF ASIA。

そうだよな、「THE」要るよな。なんのトップかわからんものな。

とりあえずまとも。よかった、変なオチがつかなくて。色はこちらの指定を無視し、ちと違うけど、しっかりとURAWAの文字。間違っていません。字が増えたにも関わらず、値段は据え置き。悪いなあ。
但し、予想以上に文字がでかく、両端まで広がってしまっています。ゲーフラの棒を入れられる「加工シロ」なんてありません。しっかし、旗のサイズでっかいなあ。これはゲーフラではなく、やはりダンマク扱いだな。でももうダンマク貼れるスペースなんてさいスタにはないだろうなあ。せめて浦和のアウェイのどこかでこれを掲げたいけど、無理かな。清水の例もあるしなあ。ACLのアウェイか。それならば可能性あるな。

ということでGeroge師匠、Shigeさん、こいつ、俺の帰国より一足先に送付します。もしよければ韓国に持って行ってください。

チャーリーさん、疑ってごめん。さらに俺の英語力を補ってくれ、ありがとう。これ、大事にするよ。だってこの「今週の逸品」の記念すべき100回目、そして集大成、最終回の品だから。

さあ、これもって日本で、浦和に帰って目指すとしますか、アジアの「あの」頂点をね。

(今週の逸品 -おわり-)

何気ない気持ちで初めて2年。このコーナーも100回目を迎えました。記念すべき100回目ですがまもなく日本帰国を迎えるため、この100回というキリのいい数字でおしまいにします。こんなくだらないコーナーにお付き合い頂いた方々、どうもありがとうございました。
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by m-mizoo | 2007-08-13 06:27 | 今週の逸品
2007年 08月 05日
今週の逸品 099
e0043025_6495712.jpg暇があるとついつい足を運んでしまう本屋。さすがは発祥の地、しっかりとフットボールというコーナーがあり、そこにはたくさんの本が陳列されています。選手のドキュメンタリーなどが多いのですが、ただでさえ低レベルの英語。とても読破なんてできませんから、自然と写真や絵がたくさんある、スタジアムに関する本に目が行ってしまいます。そこで今週は私がスタジアムを訪問する際、そして訪問した後に欠かせない、これまで私が購入し、利用していた本たちを紹介します。

e0043025_6523392.jpg 当然ながら日本語は楽。やはり地球の歩き方はとても参考になりますね。こちらにも日本書籍を扱うお店が数店あり、そこでも購入ができます。しかし、メジャーなクラブについての情報は豊富ですが、それ以外の情報は当然少なくなり、他の本に頼らざるを得なくなります。
Rough Guides社から2000年頃発売されたThe Rough Guide to English FootballとEuropean Football。60都市もの案内を掲載している欧州の方はダイナゲイト社から日本語版も発売され、私はこちらを購入しました。もう情報は古くなりつつありますが、欧州版は強豪国以外のクラブも丁寧に解説されており、非常に便利です。ポーランドやルーマニアのスタジアム訪問にはこれが役に立ちました。今でもネットで購入できるようですね。

e0043025_655741.jpgそしてFootball Grounds。これも先々週ご紹介した、 Football Grounds from the air Then & Now を発行している、スタジアム本の発行社、Ian Allan社からのものです。イングランドのスタジアムであればこれがあれば十分。スタジアムの簡単な地図もあり、私にとってバイブル。これを片手にいつも出かけていました。そんなにニーズがあるとは思えないのですが、毎年更新しており、まもなく2007年シーズンが発売されるそうです。私のこれは2年前のもの。スタジアムはどんどん進化するので、最新版がほしくなります。

e0043025_6562433.jpgSoccer Books社から発売されているガイドブックも同じような感じ。白黒ですが、情報としては十分です。ここの優れているところは、スコットランド、北アイルランドはもちろん、ノン・リーグ(実質5部以下)やなんとギリシャのグラウンド案内まで発売している所。私はノン・リーグとプレミアのみ購入。こちらの極めて「草」に近いフットボールクラブ訪問を予定されている方はお勧めの本。ここまでやるのか、という位にとことんまで調べ上げています。恐れ入りました。

e0043025_6564744.jpg当時ChelseaのStamford BridgeやOld Trafordをはじめ、数々のスタジアム・デザインをてがけた、Archibald Leitchの話も先々週の逸品でしましたが、彼の功績を綴る「Engineering Archie」という図解入り本が発売されています。発行はイギリスの歴史的建造物を保護する組織であるEnglish Heritageが担当しています。それだけスタジアムも貴重な建造物になりつつあるということなのでしょう。もともと建築物に興味があった私はこの本で下調べをしながらスタジアムを訪問するようになりました。スタジアムへの印象もこの本のおかげでがらりと変わりました。

e0043025_6571336.jpg 最後は先日入手した、Myriad社出版のFootball Grounds from the air。ハードカバーになっている、豪華写真集です。Ian Hayという写真家による航空撮影されたスタジアムで、イングランドに限らず、スコットランドのグラウンドもあるのでうれしいです。しかも大きな本であり、写真も見事。訪問したスタジアムの思い出を振り返りながら見るには最高の本です。

ということでスタジアム・マニアにはたまらない、日本では絶対にありえない本ばかりですよね。スタジアム訪問にはこの本たちに随分と助けられ、またいろいろな情報を得ました。また、無事訪問ができたのもこの本ばかりでなく、皆様が作る数え切れないサイトのおかげです。本当に感謝しています。
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by m-mizoo | 2007-08-05 07:09 | 今週の逸品
2007年 07月 29日
今週の逸品 098
e0043025_754069.jpgこちらのフットボール雑誌やマッチディ・プログラムには面白い広告がいろいろと掲載されています。多いのはTシャツ、ユニフォーム系。その中でもここはマニアックで好みです。Classicfootballshirts 、名前の通り、レプリカユニを扱うお店です。どうやって仕入れたのでしょうか、「クラシック」というだけあって、かなり以前の、しかも世界各クラブのユニフォームが本当に多くラインナップしています。

e0043025_761100.jpgサイトのアドレスがco.uk、英国が本拠地なのは間違いなさそう。さすがイングランドものは豊富。そのイングランド、クラブのカテゴリーで私が一番欲しいのはこれ。98-00年Dr. Martinsが胸のスポンサーだった当時のHammersもの。当時のスーパースター、パウロ・ディ・カーニオの逸品ですね。でもサイズがXL。こっちのLサイズでも相当でかいのにそれ以上、しかもレプリカではこちらの乾燥機にかけても縮まないだろうしなあ。ということで、購入は見送り。Upton Park近辺の出店でもDr. Martinsが胸にきているTシャツを見かけたのですが、昨シーズンはとうとう見られなくなりました。もうここで買うしかないのでしょうか。

 スコッツものをはじめ、下部リーグのユニも充実、ノンリーグものまで取り揃えていますし、欧州各国のクラブ、ナショナルチームのユニも扱っています。しかも本当に種類は豊富で、どんなクラブでも各年代のユニフォームがほぼ購入できます。ということで、浦和に関係するユニを集めてみました。そう、浦和の助っ人外人の所属したクラブです。ここで扱うのがクラシックなので、私も青かった頃の彼らのユニフォームです。

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 この3つ。左のはギド・ブッフバルド、やはりまずこの人でしょう。彼が1983年から94年まで11年間、VtB シュツットガルトに在籍。浦和レッズに来る直前に着用していたデザインです。アディダスの当時のこのデザイン、懐かしいですね。そして真ん中がウーベ・バイン。浦和に来る前、2年間所属していたアイントラハト・フランクフルトのユニフォームです。右はオリンピック・マルセイユ、バジール・ボリが在籍した、92/93年ものです。このシーズンはチャンピオンズ・リーグ優勝を果たしながら八百長でトヨタカップには来日できず、また2部降格という、天国から地獄へ突き落とされたシーズンのものです。このチャンピオンズ・リーグの決勝ゴールを決めたのが彼、ボリでした。値段も124.99ポンドと超高値。XLサイズで、ですよ。

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 もうひとつ浦和関連を、チキ・ベギリスタインのバルセロナもの。91年からのリーグ4連覇という黄金時代に在籍。マルセイユ優勝の前年となる92年、チャンピオンズ・リーグ優勝時のユニです。ここの説明には当時の写真と、チキの名前もしっかり記載されています。それに忘れてはならない、忘れられないペトロビッチ。これも浦和に移籍する直前、94年から2年在籍した、オランダ・PSVアイントホーフェンのユニです。安!と思ったらXSサイズ。でかすぎるか、小さすぎるかしかないのですね。
・・・と浦和の成績は当時あんなものでしたが、欧州でも一流クラブ、そして活躍した選手が浦和には当時からも来ていた事がこれを見ると再認識できます。

e0043025_70144.jpg欧州クラブにとどまりません。その他の国( rest of the world )、というカテゴリーだってあります。その中にはこんなものも。1993-94、名古屋グランパス ガリー・リネカーユニ。さすがは英国ですね。現在のベッカムの様に、当時のリネカーの日本移籍は大ニュースだったのでした。Lサイズという比較的一般サイズなのに64ポンドとそれほどの値がついていないのは、やはり日本での活躍が少なすぎたからに他ならないでしょうね。

 しかし、Jリーグのユニは何も名古屋ものだけではないのです。しっかりと売っていました、我が浦和ものも。



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んーっとこれはユニではないんだけど許そうかな。しっかりとJリーグ創設当時のものだしね。当時のブームに便乗して買いだめしていたのでしょうか。実はこの他にも浦和のユニを扱っていたのですが、売り切れてしまったようです。一体だれが買って行ったのでしょうか。ヤフオクで売るのかな。
その他にも当時はかなり売れたであろう、読売ものや、日産ものなどが楽しめます。リーグ戦がなく、暇だとお嘆きの方、このサイトで当時を懐かしんではどうですか?
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by m-mizoo | 2007-07-29 07:23 | 今週の逸品
2007年 07月 22日
今週の逸品 097
e0043025_7483327.jpgかなり前のことですが、書店で探すのも一苦労なので、Amazonを利用して購したIan Allan社出版のFootball Grounds from the air Then & Nowです。今は最新、第4版もでているのですね
フットボール・スタジアムにこだわり続ける同出版社による、各クラブのスタジアムの今と昔の航空撮影写真集です。マニアックな内容に思われそうですが、写真は英語の本でも入りやすいですし、クラブの歴史がよく判る、優れものです。
e0043025_7491256.jpg 本の内容はご覧の通り。これはBlackpoolのものですが、昔の写真と極力近いアングルの現在の写真を並列し、撮影年、そしてスタジアムにまつわるエピソードが添えられています。Stadium GuidanceにてRecord Attendance(観客最大動員数記録)を最後に表記していますが、その殆どが昔の記録である理由はこの写真をみれば明らか。張り出すように造られたテラスという呼び名の、屋根のない立ち見席が当時のスタジアムのごく一般的なものであり、そこに大勢の観客がまさに立錐の余地もない程に詰め掛けたのですから。ヒルズボロの悲劇によってこのテラス席は椅子席に変更を余儀なくされ、過去のような観客数は達成できなくなったのでした(この写真はクリックすると拡大されます)。有名なスタジアムを見てみるとこんな具合です。

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まずはManchester United。Old Trafford。
当時:1965年9月21日
現在:2001年5月1日
最も進化したといえる、巨大スタジアムを保有する彼ら。当時から素晴らしいスタジアムを持っていたのですね。



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Newcastle United、St. James’ Park。
当時:1961年5月7日
現在:2003年3月31日
そこらへんのクラブの持つ、ごく一般的なスタジアムだったここが40年の歴史を経て、こんな巨大スタジアムへの変貌を遂げました。周辺にまだそのスペースが残っていたことが幸いでしたね。


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一方のLiverpool FC、Anfiled
当時:1966年5月28日
現在:2003年5月15日
移転問題を抱える彼らのスタジアムの周囲は既に住宅が立ち並び、拡張は隣接の長屋を取り壊して行ったようで、相当交渉など大変だったことが伺えます。それにしても40年も経って、スタジアムはこんなに変わったのに、近隣の住宅は全く変わっていないなんてすご過ぎ。



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Aston Villa、Villa Park。
当時:1951年11月3日
現在:2004年6月15日
メインスタンドとテラスを邪魔な道路をよけてうまく作ったスタジアム。50年経過し、スタンドの下を車が往来できるようになりました。すごい工事です。



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Chelsea、Stamford Bridge。
当時:1935年
現在:2004年6月15日
前にもご紹介した、陸上用トラック付スタジアムを長い歳月を経てサッカー専用グラウンドへと進化しました。絶対に無理とは判っていますが、浦和の商店街の浦和愛を見るたびに、「駒場もこのような変貌が遂げられないかな」と思ってしまいます。



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Fulham、Craven Cottage。
当時:1958年5月12日
現在:2004年6月15日
スタジアム拡張の間、Loftus Roadを間借りし、戻ってきた彼ら。ここを手放す事はできません。メインスタンドは当時と全く同じ作り。これは当時近代的なスタジアムデザイナー、Archibald Leitchによるもので、彼によるデザインのスタジアムは数多く建設されたそうです。しかし、移転や再建築などの理由で次々に取り壊され、現存するのはこのメインスタンドと、グラスゴー・レンジャースのIboxのみらしいです。共に重要文化財に指定されているとか。


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Milton Keynes Dons
当時:1961年5月5日
現在:2004年2月9日
最後はミルトン・キーンズ。2002年までWimbledonを本拠地としてプレミアでプレイしていた彼らですが、テラス席撤廃の義務化に対応できず、Crystal PalaceのSelhurstsを間借。ファンは離れ、降格の憂き目にも会い、ミルトン・キーンズに移転を2003年に決定。写真のホッケーグラウンドを利用していた彼らですが、今年、新スタジアムが完成、とうとう専用スタジアムで始動です。下部リーグではいまだにテラス席も存在します。強いチームだったが故にしなければならなかった移転、実に不運なクラブです。

ということで、本当に馬鹿馬鹿しい本かもしれませんが、スタジアム・マニアにはたまらない1冊。記載された詳細な歴史を把握する度にそのスタジアムを訪問したくなってたまりません。

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by m-mizoo | 2007-07-22 08:00 | 今週の逸品
2007年 07月 15日
今週の逸品 096
e0043025_5471297.jpg浦和の悲しい敗戦に投稿もどうかと思ったのですが、このクソBlogで気分転換をします。とはいってもまた内容は先週の続き。すみません、まだまだ引っ張ります(笑)。このイベントはまだまだ話の続きがあったもので。サイン会の設定は何もこのワールドカップメンバーだけではありませんでした。テニスプレイヤーからボクシング世界チャンピオン、スヌーカーチャンピオンなんていう方もおり、総勢20名以上がこのイベントのために集ったのです。フットボール選手だって昨日のメンバー以外にもたくさんいました。もう既にW杯の7人のために多くの金を費やし、全員のサインをもらうのはさすがに無理、無茶。でもこの二人は外せませんでした。

e0043025_5495871.jpgオズワルド(オジー)・アルディレス。彼が居たのです。1978年のアルゼンチンW杯の大会MVPを獲得、その後、トットナムに在籍。フォークランド紛争真っ只中には一時イングランドを離れ、パリSGへレンタル移籍もしましたが、後に復帰し、11年間所属しました。トットナムでは欠かす事のできないプレイヤー。スパーズのCDには彼を称える歌も含まれているほどです。Jリーグの監督歴の説明は不要でしょう。彼の選手時代の功績は十分知っていましたが、日本にいる間の彼は敵でしかありませんでしたからね。浦和サポにとって当然ながらスタジアムでの彼をピッチで見ることはあっても、実際に会う機会なんてあるはずもない。わざわざ会いに行くわけもない。だがそれも今は昔、早速彼のサインをもらいに行きました。日本人であり、浦和から来たというと、「そうか。URAWAからか」と関心をしめしてくれ、「君の名前は?」とサインに名前をいれてくれました。「写真とっていいですか?」というお願いも快諾してくれ、こんな写真を取らせてもらいました。もっといろいろと話をしたかったのですが、緊張と英語力で十分な会話ができず、ちょっと後悔。

 でもまだ彼とのコンタクトは終わりません。その隣にも懐かしい方が居たからです。
e0043025_5503333.jpgスティーブ・ペリマン
清水、そして柏でヘッドコーチ、そして監督を務めた彼はスパーズで大変なスター選手、1969年から15年以上トットナムに在籍、854試合出場というクラブ記録を保持しています。アルディレスとも長い間一緒にプレイした仲でもあり、よってオジーは清水来日時にコーチングスタッフに彼を勧誘したのでしょうね。イングランド代表歴はわずか1試合だけのようですが、彼の人気は大変なもので、「ああ、ペリマンがいるぞ!」と皆の(サインはお金がかかるので)写真攻撃に会っていましたね。私はちゃんと列に並び、サインをもらいながらこんな会話ができました。これ、実際の会話です。


(俺)「お目にかかれて光栄です。」
(S)「どうもありがとう。」
(俺)「(ロンドンに住んでいるけど)日本から来ました。」
(S)「(唖然とした表情で)日本から? (日本語で)コンニチワ! 日本のどこ?」
(俺)「浦和です」
(S)「URAWA、浦和レッズか」
(俺)「そうです」
(S)「隣にオジーが居るよ。知ってる?(アルディレスに向かって)おい、オジー、彼浦和からだってよ!」
(オジー)「ああ聞いたよ、お前の前にもう俺のところにも来たよ。」
(S)「今、浦和はどれくらいお客さん入ってるんだい?」
(俺)「今は4万人以上ですよ」
(S)「え!4万人?4万人以上か?」
(オジー)「今はワールドカップのスタジアムを使っているからだよね?ワールドカップではイングランドがスウェーデンとそこで試合したよね。」
(S)「いやぁ、それにしてもすごいな。そういえばアレックスが移籍してしまったね。」
(俺)「ええ、ザルツブルグに。この前浦和がザルツブルグと親善試合を行ったので見に行きましたよ」
(S)「本当?URAWAは皆そうやって行くんだよな。」
(オジー)「ああ、彼ら、すごいよ」
(俺)「すみません、写真撮ってもよろしいですか?」
(S)「ああもちろん、おいお前も入れよ」
e0043025_611091.jpgオジーアルディレスとペリマン、2人のサインを待つ行列など目もくれず、2人との楽しい浦和話。私にとって夢のような一時を過ごさせてもらいました。本当に親切な、紳士な方でした。やっぱりペリマンは清水つながりでアレックスの事を気にかけているんだなあと思いました。
しかし、俺みたいなヘタクソ英語、よく最後まで耳を傾けてくれてました。本当に感謝。
最後はお世辞も含めてこういって別れました。

(俺)「いつか二人が日本代表の監督、コーチになって日本に帰ってくるのを楽しみにしています。」
(S)「オジーが監督で俺がコーチでね」
(オジー)「いいね。そうしたいね。」
(俺)「ありがとうございました。」
(二人)「(日本語で)ドウモアリガト!ガンバッテ!」

・・・・・が、頑張ってっていわれてもなあ。何頑張れっていうんだ。英語か。

e0043025_613122.jpgこのイベント、来年4月も開催されるそうです。デニス・ローが参加することが、早くも決まったそうですよ。
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by m-mizoo | 2007-07-15 06:09 | 今週の逸品
2007年 07月 08日
今週の逸品 095
e0043025_5465058.jpg先週の展示会の続きです。展示会の場所、名前を出さなかったのはネタバレ防止のためなのでした。今回訪問したのはMilton Keynes、ロンドンから電車で3,40分のところにある新興都市です。
駅からまっすぐ歩いて15分程度のところにある、ショッピングセンターで開催されたsportsmania というこの展示会、お宝探しは一つの目的だったのですが、その他にもここを訪問した大きな理由があったのです。

e0043025_5482972.jpg出展ブースを囲うように作られた並びの列、実はこれ、過去の有名選手を招き、サイン会を開くためのものだったのです。ごく限られた時間、限定者だけの人間のためのスペシャルイベントではありません。ほぼ一日、続々とスタープレイヤーが現れ、自分の席に座りサインに応対してくるのでした。
サインはさすがにタダ、というわけには行きません。慈善事業ではなく、あくまでも金儲けのためのイベントです。(一人に、ではなく)一つサインをもらうのに10~15ポンド(約2500円)、用意された写真を1枚もらい、そこにサインをもらいます。当然持参の写真やユニフォームにもらうのもOK。選手の前に設置されたテーブルで支払いを済ませ、チケットを買ってサインをもらうという、完璧な商売システムです。「わざわざサインを金払ってもらわなくても。」という言葉が聞こえて来そうですが、こんな機会、もう二度とないでしょうし、こんな素晴らしい方々ですからね。もらわないわけにはいかないでしょう。

e0043025_5484988.jpg 集まったのは1966年のワールドカップ・イングランド大会の優勝時の勇士たちです!もうだいぶお年をめされましたが、イングランドが誇る唯一の栄冠を達成した彼ら。このイベントを知らず、ただショッピングに来た家族連れも思わず興奮です。ではサインを頂いた方々を紹介します。オヤジである私でも生まれる前の栄光なので、それほどこの時代の選手に関して詳しくはしりませんでしたのでウィキペディアで調べてからこのサイン会に望むという、実に恐縮しながらのサイン依頼でした。



e0043025_5491814.jpg
最初からいきなり大御所、ジャッキー・チャールトン(Jack Charlton)。ご存じサー・ボビー・チャールトンのお兄さんです。17歳でプロデビュー。21年もの長い間、リーズ・ユナイテッド一筋でプレイ。後に初の外国人監督としてアイルランドを長年指揮。プレイヤー、そして監督として揺ぎ無い地位を確保したのでした。「僕は(私の差し出した写真に写っていなくて、)このあたりに居たんだよ。サインはこのあたりにすればいい?」と私の失態にも気にされず、気軽にサインに応じてくれました。



e0043025_5493528.jpg
ゴードン・バンクス(Gordon Banks)。イングランドの黄金時の名ゴールキーパー、代表暦73試合。66年大会では準々決勝まで1つのゴールも許さず、優勝の立役者の一人であった。続く70年のメキシコ大会にも出場しましたが、その2年後右目を失明し引退を余儀なくされたそうです。一番笑顔で接してくれました。



e0043025_5541783.jpg
ラモン(レイ)・ウィルソン(Ray Wilson)。Huddersfield Townで監督だったBill Shankly(後のリバプール名監督)が当時アマチュアクラブでプレイしていた彼をスカウト、以降12年間同じクラブでプレイしました。60年に初代表選出、62年チリ大会、66年のイングランド大会と左サイドバックとしてプレイ、66年大会は最年長選手だったようです。怒っているように見えますが、「お目にかかれて光栄です」というと「本当にありがとう。よく来たね。」と笑顔で答えてくれました。




e0043025_5504855.jpgジョージ・コーエン(George Cohen)。1956年から13年間Fulham一筋でプレイ。当時のジョージ・ベストが「私が過去対戦した中でもっとも優れたフルバックだ」という名言が残るほどの当時の名ディフェンダーだったそうです。30歳の誕生日を迎える前に引退、その後胃癌が見つかり、14年間もの闘病生活を乗り越え、1980年代に見事公の場にカムバックしました。今もこの通り、ご健在です。




e0043025_551711.jpg
マーチン・ピータース(Martin Peters)。Bobby MooreやGoeff Hurstらとウエスト・ハムで活躍、その才能が監督の目に留まり、ワールドカップ年である66年にイングランド代表に抜擢、決勝戦で2点目を決めたのも彼でした「時代を10年先取りした選手である。」という当時の監督の賞賛はイングランド史に残る名言だそうです。まだ63歳、若いですね。



e0043025_5512728.jpg
ロジャー・ハント(Roger Hunt)。66年大会にて予選リーグで3得点を上げ、決勝トーナメント進出の原動力となりました。リバプールFCにて10年間プレイ、称号は授与していないですが、アンフィールドにおいては“サー・ロジャー”というニックネームがつくほど彼は英雄でした。2006年にフットボールの殿堂入りを果たしました。非常に親しくしてくれて恐縮でした。



e0043025_5515029.jpg
ノビー・スタイルス(Nobby Stiles)。1960年から11年間マンUでプレイした名MF。優勝時、ジュール・リメ杯を掲げた踊りが話題になり、それを基にして次の歌詞が作られたのです。
"We can dance Nobby's dance, we can dance it in France".
Three Lions 98。最も有名といっても過言ではない、イングランド代表オフィシャル(?)ソングのリニューアル版。フランスW杯用に歌詞を若干変えたもので、
「俺たちはノビー・ダンスを踊ってやる、そうフランスで踊ってやるんだ」という、優勝してカップを掲げたノビー・スタイルのダンスを是非フランスで再現したいという思いを込めた歌詞、その踊りの張本人です。初めは「イングランドのコーチングスタッフの方??」というほどお歳を召した様に感じましたが、とても陽気。私が用意したサイン用の写真ボードをその踊りを再現するかのごとく、掲げてポーズを気取ってくれました。

実はもう一人、超目玉としてサー・ジェフ・ハースト(Sir Jeff Hurst)が来る予定だったのですが、待てど暮らせどやって来ず、しかたなくあきらめて帰りました。若くして亡くなったボビー・ロブソンごめん、まちがえた、ボビー・ムーア。、そして先日亡くなられたアラン・ボール、来なかったジェフ・ハースト、そしてここに来たらパニック間違いなし(いや呼べる訳がない)ジャッキーの弟、 ボビー・チャールトン。彼らを除く「黄金の7人」に会うことができました。

e0043025_5522231.jpg
もらったサインはこんな感じ。ボビー・チャールトンボケてる。また間違えた、ボビー・ムーアがジュールリメ杯を掲げる、イングランド史上最も有名とも言える、この写真のボードです(周りの出展会場で購入しました)。
あれからもう40年以上が経過しました。わずか1度の名誉と嘆くイングランド人は本当に多いですね。でも翻ってみれば彼らが成し遂げた栄冠が決して色褪せることなく今でも輝き続けているのは、その1回があるからこそです。金払ってサインをもらうというのにちょっとためらいましたが、思い切って全員にもらいにいってよかった。貴重な経験ができました。
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by m-mizoo | 2007-07-08 05:58 | 今週の逸品
2007年 07月 01日
今週の逸品 094
e0043025_8102019.jpg週末に展示会が開かれるという情報を入手しました。何でもスポーツグッズのお宝を販売する会だというのです。いったいどんな展示会なのでしょうか。気になるので家族の顰蹙を買いながらも参加してきました。あるショッピング・モールにて開催された、参加費無料というこのイベント、要は買い物への客寄せの一貫で、出展されたブースはそんなには多くはありません。しかし、イギリス中と思われる、お宝グッズを扱うお店がそれなりに出展していてとても盛り上がっていました。
e0043025_8104031.jpgイギリスの国技であるクリケットをはじめ、プロレス、映画スター(スポーツ?)、ボクシングなど各競技のグッズが陳列されていましたが、やっぱりフットボールものが豊富、イギリスでは希少価値であるヲタ系にもここではいっぱい遭遇です。こんな感じのお店が殆ど。写真やユニフォームにどこでもらったのか判らないが、とりあえずサインされたものを販売するお店です。日本では判りませんが、こちら、イギリスでは合法な商売。市民にも認知されているようです。でも高い。各プレミアの現役スターのサイン入り写真が30ポンド(約7500円)。鑑定書なんてあるわけなし、本人が書いたと信じるしかありません。

e0043025_811060.jpgマッチデープログラムを売る古本屋もありました。今後はわかりませんが、現時点では日本で絶対に成り立たない商売でしょう。古いものから、もう数十年前のもの、最近のものでは先日開催されたチャンピオンズ・リーグ決勝やFAカップ決勝プログラムまで販売しています。
e0043025_8115482.jpg トレーディングカードを扱うお店も。トレカは日本でもお店があるし、それほど珍しくもなくなりましたね。でもワールドカップの各時代のポスターデザインやプレミアの写真をポストカードにしたこれは結構珍しく、マニアにはヨダレものでしょう。当然ながら2002年のものもありました。フットボール博物館でも取り扱っていない、素晴らしい逸品です。その他各プレミアの選手の写真などもたくさん揃っていました。これを見ているだけでもどんどん時間が経ってしまいます。


e0043025_8121343.jpgお宝ではなく、それを収納するケースを売っているお店も結構ありました。日本でもお馴染み、 Prostarsフットボール人形を収納するケースなんてのも。単にフィギュアを買い集めるだけではなく、こういった収納に凝らなくてはマニア道の真髄は突き進めませんし、これがあれば集め甲斐もあるというものです。
e0043025_8123994.jpgさらにはフットボールシューズや、サッカーボールをアクリルケースに収納できる、カスタムオーダーを扱う Dream Displays社という会社もありました。サイン入りユニフォームを入れる額。これは日本でもあるかな。その他、首なし筋肉マネキンにユニを着させ、いわゆるシャドーボックスといわれる透明な箱に入れ飾るという、究極のディスプレイまで販売されています。ここまでやるともう博物館なみですね。


e0043025_813584.jpgマニア必須のコレクト商品、フットボールフィギュアを扱っているスタンドも当然あります。トレカと対角をなすといってもいいですよね。物色しているとたまたま私の横にいた店主と客との会話が聞こえてきました。「これは貴重だよ」と奥から引っ張り出してきたものです。
 2002年の日韓ワールドカップを記念してコカ・コーラが作製した限定コンプリート人形セット。同時の景品だったのですかね、参加国の代表的な選手を揃えた素敵なセットになっています。やはり日韓開催ということで重きを置いたのでしょう、日本代表選手も20体あるうち、2体が収められています。
 一人はIna。やはりプレミアで活躍したに居ましたからね。イギリス人にとって最も認知度が高かったのは彼でしょうから、これは当然といえば当然でしょう。もう一人居ますね。えーと、Shinji Ono。えっ?なんと伸二ですか!前回のドイツでは十分実績を誇り、各誌の日本を紹介する記事には伸二が取り上げられましたが、この2002年でもNakataではなく、伸二を選んだのですか。これって日本では話題になったのでしょうか、私は全然知りませんでした。先客に断り、早速手に取り写真を取らせてもらいました。さあてどんな伸二かな・・・・。





e0043025_8133229.jpg

に、似てねー。しかも一人だけ見たこともない架空ユニフォームじゃないですか。既に彼はこの時はフェイエノールトに所属していたことはイギリスでも認知されていたはずですが、このデザインはその原型もまるでなし。どちらかというと浦和っぽいな。でも大きく違う所がありました。見難いですが、胸のスポンサーがおいおい、コカ・コーラかよ。オールスター戦か何かのユニですかい。

 どうせ皆日本の選手の事なんて興味ないだろうし、とりあえず日本人入れとけ、っていうことだったのでしょうか。フェイエにペプシがスポンサーだったはずもなく、登録商標の問題もないだろうに。まあ今さら5年前の事にツッコミを入れてもしかたない。それはわかっているけど、でもどうも釈然としません。赤着ているというところだけは許すけど。

 お店のオヤジさんにこの事実を説明すると、「いやあ、これ以降もコンプリートセットの製造は続き、これはそのシリーズ第一弾だったんだよ」という、まったくキャッチボールにならない回答。ちなみにお値段は25ポンドでした。先客はすぐに立ち去り、残った私に必死に売り込むオヤジさん。ですが、似てない伸二に意味不明のユニフォーム、そして、高いのかお手ごろなのか全く見当もつかない値段に残念ながら私の購買意欲がそそられることもなく、こいつは私の手から離れ、またそっと陳列棚に戻されました。
やっぱり、買っておけばよかったかなあ。
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by m-mizoo | 2007-07-01 08:21 | 今週の逸品
2007年 06月 24日
今週の逸品 093
e0043025_7293398.jpg出張でフランス、パリに来ました。仕事が片付き、ロンドンに帰るフライトまではだいぶ時間があったので、またフットボールネタを探りに出かける事にしました。Stadium Guidanceにて紹介した通り、stade de Franceには行ってしまったし、今さらツアーに参加してもネタとしては広がりません。となるとパリにある、もう一つのスタジアムを目指すことになります。
もう一つのスタジアム、もうお判りでしょう。パリ・サンジェルマン(以下PSG)の本拠地、Parc des Princes(パルク・デ・プランス)です。ちょっと市内からは遠いし、スタジアムツアーなんてないでしょうが、せっかくなので行ってみます。
e0043025_7295970.jpg 地下鉄9番線Pont de Sérves行きに乗り、Porte de Saint Cloud駅下車。市の中心部からだとここまで10駅以上ありますが、駅の間隔が短いので思ったよりは早く到着します。Parc des Princes方面(最前の出口)から出ます。

e0043025_7303330.jpg 地上階に出ると目の前には98年フランス・ワールドカップに利用された、座席を色分けした行き先案内がまだそのまま存在していることを発見。この黄色の方向に向かっていくとスタジアムに近いです。左側にそれらしい建物がありますが、これはショッピングセンターか何かですので、他の表示板に惑わされないように。といっても近いので迷ってもすぐにリカバーできます。このクラブはサポ同志が対立し、相当治安も悪いのかな、なんて勝手に予想もしていましたが、パリの郊外という感じでとても和やかな雰囲気。Cafeでくつろぐオヤジはちと品がありませんけど。

e0043025_7353989.jpg スタジアムに向かう途中にある、La Boutique des Supportersという、「サポーターのブティック」というそのままの名前のお店があります。残念ながら閉まっていましたが、ここの特徴はマッチディ・プログラムならぬ、マッチディ・ペナント。欧州各クラブとPSGによる記念ペナントが陳列されています。欧州で戦うことの多い彼らだからできることでしょうね。ワールドカップの時もここで行われた試合だけでなく、全試合のマッチペナントが売られ、ここを訪問した日本人が買いあさったようです。欧州では世界のクラブのペナントを店内に飾るスポーツバーもよく見かけます。小さいのがあれば買って来て、そういったお店を訪問した際に浦和のペナントも飾ってもらおうと密かに計画していたのですが、レッドボルテージではこういった小さいものは残念ながら売られていませんでした。大きいやつは2500円。ちと寄付には高いなあ。

e0043025_7361777.jpgなどとぼやいているうちにあっという間にスタジアム、これがバックスタンドです。外観は燃え上がる炎の様。まるでW杯当時の日本代表のユニフォームみたいですね(って引っ張り過ぎか)。このスタジアム手前にある、小さなスペース。標識には” Place Jules Rimet” とワールドカップの優勝トロフィーの名前にもなったフランスサッカー協会元会長、ジュール・リメの名がつけられた格式高い広場なのでした。こんなコンクリートの広場にこんな名前が。ああ驚いた。

e0043025_7364011.jpgスタジアムを見ながらメインスタンド方面に半周すると素晴らしいデザインの外観。中央はレストランなどに行けるエスカレータがあり(なぜか私は入るのを止められました)とともに、その右側に大きなクラブショップを発見。ここにはショップはないと思っていたのでこれだけでもここに来た甲斐があったというのもです!早速中に入ってみる事にしました。
 中は大変広いです。ユニフォームへの背番号その場貼り付けもあります(浦和もレッドボルテージでは制限はあるものの、開始しましたね)。その他こんなものまで扱っています。

e0043025_737723.jpgライーのサイン入りユニフォームとサイン付記念パネルです。ライー、ソクラテスの弟でブラジル代表の10番の重圧に押されたのか、ワールドカップでは十分な活躍ができませんでしたが、ここでは英雄なんですね。わずか5年の在籍でここまでしてくれるなんて。これを見た時、失礼ながら彼は亡くなったのかと思ってしまいましたがもちろんご健在でした。

e0043025_7374288.jpg その他、こんなものまで見つけました。PSGオフィシャルのスティックバルーン。これ、判りますよね?膨らました2本の箸のバケモノみたいなものを使ってバンバン叩くアレです。浦和でもシティカップで配布され顰蹙だった他、今シーズン横浜FCがある試合に先着8000名に無料配布しようとたのに対し、サポからの猛烈な批判を受け、やむを得ず配布を中止したそうですけど、それほど日本では毛嫌いされているこいつ。欧州ではしっかりと販売されています。日本の様に大量に配布なんてするから、スタジアム内に乾いた音が響き、なんなんともいえない虚無感を覚えるのでしょうが、こうやって販売しているのであれば影響は少ないからOK?んでも私もやっぱり受け入れられないな。まあ買いたい人はどうぞ。3ユーロでした。

e0043025_738427.jpg ゲートからはピッチは見えずもスタンドの一部を覗くことができます。だいぶ老朽化も進んだようで。工事中らしく、途中ゲートが開いているところもありましたが、ガードマンが常駐。「写真撮るだけなんだけど」と頼んでみましたが、当然ながら答えは「No」。くそっ。

e0043025_7382894.jpg 残念ながらまたしても不完全燃焼のスタジアム訪問となりました。実はPSGのオフィシャル・ショップはシャンゼリゼ通りというなんとも豪華な場所にもあり、観光客でも気軽に行けるのでした。だからグッズを買うのであればこんな遠くまで来なくてもいいわけです。
 でもスタジアム訪問はその周辺にあるFootballの臭いを嗅ぐ楽しみがありますからね。つい足を運んでしまいます。
 今回も何もないかも、と覚悟していましたが、初めて知るもの、思わぬ発見もありました。来て本当によかった。
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by m-mizoo | 2007-06-24 08:05 | 今週の逸品