2007年 01月 07日
年末のクリスマス休暇をのんびりと過すため、イギリスよりはるか南に位置する旧英国領のある島国に行ってきました。観光地というのもあるのでしょうが、街の表記も現地の方も英語を話せない人がいないくらい英語が浸透していまして、本当に苦労せずゆっくりできました。パブは当然、フィッシュ&チップスも至る所にありました(食べませんでしたけどね)。 近くのスーパーもイギリス製品は充実、水や食料品などを買い込んでいるとイギリス製品でありながら、イギリスでは見たことがない怪しき商品があるではないですか。 Green’sのFootball Cockies kit。つまりはクッキーの素が入っていて、フットボールのユニフォームの形にデコレートするというもの。間違いなくイギリス製なんですが、まめにスーパーチェックをロンドンでしている私も知りませんでした。こんな所でこんなものに出会えるとは。 え?なんでこんなモノに感情入れてるのかって?それはですね。以前挑戦したフットボール・スィーツ作りで完全敗北を喫したんですよ(詳細を知りたい方はここをご覧ください)。そんな経験を持つ私は「いつかリベンジを」と次の手作りスィーツの登場を待ち望んでいたのでした。 喜んで買って帰り、箱をみると、ありゃりゃ。賞味期限が2006年12月31日、それって明日じゃないの!ったく、そのまま食べるモノならともかく、こんなの買った当日につくる奴、どこにいるんだよ。なんてぼやきも出ましたが、これでイギリスでは見ない理由が判りました。要はこれ、売れ残り品、だいぶ昔に売られていたヤツなんですね。 ちゃんと賞味期限をみないで買った自分が悪いのですが、見なかったからこそ買い、リベンジのチャンスをくれたんだと言い聞かせ、ロンドンに戻った翌日、さっそくクッキー作りに取り掛かりました。日本では「お正月」と呼んでいる浦和が連覇を達成した日でした。 中身はこんな感じ。クッキー生地の粉とアイシングの粉、そしてユニフォームの型に色付けするジャムのチューブが赤青2本入っていました。まずはクッキーの生地を水に溶かし、延ばして型でユニフォームを作っていきます。本当は11人分できるそうですが、子供が粘土あそびに使い、早くも1人退場、10人でプレーします。しかもクッキー生地に水いれすぎ、早くも型崩れしている選手もいる始末。先行き不安・・・。 これをオーブンで焼いて10分。予想よりもはるかにいいにおいがしました。これを冷まします。前回のケーキの失敗はこの「冷ます」という行為をしなかったことが最大の原因。どうですか?少しは成長しましたでしょ?えっへん。この上にアイシングという、白い色をつける粉を水で溶いて生地の上に載せて行きます。どうせなら、とこの半分はジャムの赤をこれに加えてレッズカラーにしてみました。途中までは調子よかったのですが、アイシングを乗せすぎ、足りなくなってしまいました。水で薄めても後の祭り。ああ、最後の一人はレッズカラーではなく、セレッソに。 最後はジャムのチューブでカラーリング。レッズのアウェイのイメージはできましたが、ホーム仕様は白い背番号を彩る材料がないので、断念。こ赤で背番号を書いてしまいました。ちょっと残念。青のジャムはしかたがないので、代表ユニに、そして意思ではなかったのですが、セレッソユニまで完成。実はこれが一番リアルだったりして。 退場者も出ましたが、さほど大きな失敗もなく、パッケージのイメージ写真とほぼ同じようなクッキーが出来上がりました。自分としては上出来。正月から非常に気持ちのよい結果となり、大満足でした。ではさっそくの試食。感想はというと「うわぁっ!」という叫び声のみ。もうお判りでしょう。これまで何度も体験した食べている時から口の中が虫歯になっていくのが感じられるため、とても10人なんて消費できず、1枚試食して後は取って置くことにしました。 さて、それから1週間が経過。あのテイストも忘却の彼方へ向かい、再び食べてみようという気が起きました。大事にしまっておいた箱を空けるとなんとそこには変わり果てたクッキーが。ユニフォームは白くなり、せ、背番号はにじんでる・・・。「作ったらすぐに食べなさい」と外箱に注意書きでも載せておけよ。 俺はわずか1枚のクッキーを食べるためわざわざ南国から持ち帰り、正月かけて作ったのか。クソー、これではまだリベンジを果たしたとはいえないな。次の勝負に挑むか。 というわけで、また手作りフットボール・スィーツ探しを今年も続けます。「もう無駄使いやめろ!」という家内の声が聞こえてきますが、が、頑張ります。 そんなわけで今年もよろしくお願いします。 Home
by m-mizoo
| 2007-01-07 09:13
| 今週の逸品
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アバウト
Profile
1967年生まれ。94年国立で行われた浦和対読売戦を機に浦和のサポーターとなる。
2000年のJ2全国行脚から本格的に関東以外のアウェイにも参戦。この頃からCurvaに移動して応援するようになりました。 2004年9月から3年間ロンドンに赴任。2007年10月に帰国しました。 カテゴリ
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Guide for Stadium Hijackers
浦和仲間George Worst氏のサイト。浦和以外にヲタ状態に陥り、更新もまったくなくなりました(笑)。 Urawa Stadium Hijackers そのGeorge師匠のもう1つのサイト。私のStadium Guidanceもそうですが、アウェイ記を紹介するサイトに少なからぬ影響を与えたのは間違いないはず。でもこちらも現在は凍結中です。 Urawa Reds Notebook 浦和仲間、Shigeさんのサイト。タイトルの写真を使用させてもらいました。先日ブログの方に移行。私も到底かなわない熱いサポートで、全国、そしてアジアを駆け回ります。 Urawa Reds Supporters Media Site 以前の国立参戦時によくここを楽しみにしていました。2003年ナビ決勝は必見。最近はアウェイ映像も拝見でき、うれしい限りです。ロンドンにいる私にとっては浦和スタイルを把握する上で欠かすことのできないサイトです。 スコットランドから浦和を思う 2007年6月まで英国に在住した浦和仲間、gersさんのFootballブログです。真似できない観戦数とそのクラブの丁寧な紹介、Footballを取り巻く環境の徹底的解説は読み応え十分です。 最新のトラックバック
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