2005年 11月 06日
フランクフルト空港駅です。日本から来たとするとやはりハブ空港であるここからケルンを目指すのがベストでしょう。空港からシェラトンホテルの裏手で、空港から少し離れた長距離列車用の駅に向かいます。自動販売機はとても不親切ですし、Bahn Cardなるものが必要で、窓口で買うことをお勧めします。往復、2等車で100€。ここからケルン中央駅まではICに乗って約1時間。ガイドブックには2時間半と書いていますが、近いです。但し、1時間に2本の電車が同時刻にいく格好なので、乗り遅れると2時間であることには間違いないですが。 Köln Bhf (ケルン中央駅)到着。欧州に見られる典型的な駅の風景ですが素敵ですね。ここに既にバイエルンサポも多数襲来、早くも大声を上げています。 駅をDom方面の出口を出るといきなり目の前に大聖堂Domが飛び込んできます。いろいろと聖堂や教会を見てきたつもりですが、ここのは迫力満点ですね。聖堂に上ることができます。€2.00。意外に安いと思ったらこれがつらいのなんのって。109m、509段。休みのない狭い螺旋階段をひたすら上り、終わったかと思っても果てしなく続く階段。久々に膝が笑いました。一緒に上った太っちょおじさんもヒーヒーいってました。上る前に水買って上りましょう。 さあ笑う膝と戦いながら聖堂を降り、スタジアムに向かうとしましょう。Köln Bhf/Dom駅、聖堂のある改札口の地下にあるUバーン(地下鉄)に乗ります。16番か18番線に乗り、Nuemarkt方面行きに乗ります。 2つ目がもうNuemarkt駅。地上に出て今度はSバーンに乗り換えます。1番線のユンカースドルフ(Junkersdorf)行に向かいますが、この日は試合開催日。このプラットホームのもう一つ離れたところから臨時電車が発車しますのでそちらに向かいました。試合のチケットを持っているとタダで乗れるそうですが、何があるのかわからないのとUバーンに乗るので、事前に1日券を買って乗りました(€5.30)。結局は改札も何もなかったですが。 ライン・エネルギエ・シュタディオン(RheiEnergieStadion)駅に到着。約20分かかりました。この一つ前の駅、アルター・ミリテリング駅周辺の方が飲み屋も多く、たくさんの人が談笑していましたが、アルパイ様に会えるかもしれないという甘い期待からさっさとスタジアムに向かいました。 駅を降りると広場の向こうにスタジアムがすぐ見えます。広場周辺の木陰は酔っ払い親父の一大公衆便所と化していました。ケルン駅でも公衆便所は有料、€0.60/€1.20。高いです。 まず目の前に広がるのがNordtribüne。アウエイゴール裏です。アウェイ席が手前にあるなんて。そういえばさいスタ(除く栗鼠)も駒場もそうですね。遠くから来たお客さんを大事にしているんでしょうかね。日本の最北端のチームも見習って欲しいもんです。 反対側Sudtribüne。ホームゴール裏です。ここに選手が入場する専用口に通じる門があるのですが、ミックスゾーン的な要素はなく、出待ちも無意味かなという状態でした。 そのゴール裏前で盛り上がるケルンサポーター。ホットドッグとビールはうまそうでした。これしか出店はないので大繁盛。それにしてもすごい人数です。 グッズショップは外に屋台とスタジアム内に小さなのがありました。同じく外にあるバイエルンの屋台ショップの方がはるかに大きかった。ショップがミュージアムと並んであるという情報でしたが、ミュージアムもどこにあるのか判らず終い、調査不足でした。他にケルン市内に2店ショップがあるようですね。レプリカはそっちで売っているのかな。 今回の席もバックスタンド、Osttribüne。ここも入場時はバーコードを読ませるとゲートが開く仕組みです。今回のチケットはGlobal Ticket Serviceというブローカーサイトから購入しました。日本にも送ってくれるようですし、購入方法はいたって簡単ですが、チケットが来ないので参りました。試合前になっても来ず、もうドイツに発つのでホテルに送付するように変更してもホテルに来ない。ようやく試合前日、手渡しで持って来ました。へたくそな英語を駆使してなんとかチケットゲットできましたが高いし、正規購入にこしたことありません。 入った後はこのような厳しいセキュリティチェックが。持参したペットボトルはカップに入れ替えもできず、蓋もとられる事もなく、ただ捨てられました。ひどい、きっとタイアップ先の飲料会社の陰謀だな。 ってなこといいながら、まんまとその策略にはまり、ビールを買ってしまった。くそ、でもドイツですからビールは飲まないとね。€2.20。プラスティックのマグでピッチに投げ込み対策ってことですかね。ちょっと検尿みたいで一瞬飲むのをためらいましたが、うまかったです。これはノンアルコールだったのかな。そうだというガイドブックの情報でしたが。うまかったし、少し酔った感じもしたけどな。 ドイツ名物パン、プレッツェルを網かごに入れて通路売りするおじさん。これはドイツっぽくていいですね。でもこれだけ食べるのは日本人の私にはつらいな。皆かぶりついていたけど、ドイツ料理を食べたい自分はぐっと我慢。 ピッチに向かいました。突破したロウア席から眺めたホームゴール裏。ここにケルンのウルトラがいます。試合前にはスタジアムに流れるサポーターソングに合わせ、スカーフを掲げての合唱。うちもバックスタンドからみるとこんな感じに見えるんでしょうね。ちょっといい雰囲気でしたので、この写真だけ拡大できるようにしてみました。→興味のある方はクリックしてくださいませ。 アルパイとの対面も終わり、アッパー席に向かいました。日産スタジアムを思い出す階段を上っていくと日産スタジアムとは比較にならない、素晴らしいスタジアムが現れます。ピッチが本当に近い、サッカー専用スタジアムはいいですな。階段も急勾配で最上階でも選手との距離が近く感じられます。さあ、選手入場。うへ、またコンサドールズ、もういいな。強いて言えばここのはアメフトチアっぽい。大所帯も洗練されていました。 ゴール裏アウェイ席。金網と警官で完全に隔離していましたが、バイエルンサポはここ、バックスタンドにも至る所に居ました。しかもレプリカも堂々と着て、声援も送る始末。それだけ安全なんでしょうが、浦和で同じことされたら黙ってみていられませんね。 その典型的なドイツサポがこのスタイル。背中にエンブレムをいっぱい縫いこませたデニム・ジャケ(っていうよりジージャン)を着て、スカーフを手や腰に何枚も着けています。年配の方に多いですね。 ここでワールドカップも開かれましたね。今ではそこかしこにこのような素晴らしいスタジアムがあるのを改めて実感しました。ひさびさに聞いた選手紹介のアナウンスとサポーターの掛け合いもよかったです。 RheinEnergieStadion RheinEnergieStadion, Aachener Str. 999, 50933 Köln 41,206人収容 ドーム(大聖堂)/中央駅(Dom/Hauptbahnhof)から市電16番線か18番線でノイマルクト(Neumarkt)へ行き、1番線のユンカースドルフ(Junkersdorf)行きに乗り換え、ライン・エネルギエ・シュタディオン(RheiEnergieStadion)下車。 Stadium Guidanceメインページへ
by m-mizoo
| 2005-11-06 07:56
| Stadium Guidance
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アバウト
Profile
1967年生まれ。94年国立で行われた浦和対読売戦を機に浦和のサポーターとなる。
2000年のJ2全国行脚から本格的に関東以外のアウェイにも参戦。この頃からCurvaに移動して応援するようになりました。 2004年9月から3年間ロンドンに赴任。2007年10月に帰国しました。 カテゴリ
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Guide for Stadium Hijackers
浦和仲間George Worst氏のサイト。浦和以外にヲタ状態に陥り、更新もまったくなくなりました(笑)。 Urawa Stadium Hijackers そのGeorge師匠のもう1つのサイト。私のStadium Guidanceもそうですが、アウェイ記を紹介するサイトに少なからぬ影響を与えたのは間違いないはず。でもこちらも現在は凍結中です。 Urawa Reds Notebook 浦和仲間、Shigeさんのサイト。タイトルの写真を使用させてもらいました。先日ブログの方に移行。私も到底かなわない熱いサポートで、全国、そしてアジアを駆け回ります。 Urawa Reds Supporters Media Site 以前の国立参戦時によくここを楽しみにしていました。2003年ナビ決勝は必見。最近はアウェイ映像も拝見でき、うれしい限りです。ロンドンにいる私にとっては浦和スタイルを把握する上で欠かすことのできないサイトです。 スコットランドから浦和を思う 2007年6月まで英国に在住した浦和仲間、gersさんのFootballブログです。真似できない観戦数とそのクラブの丁寧な紹介、Footballを取り巻く環境の徹底的解説は読み応え十分です。 最新のトラックバック
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